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ええじゃないか

タイトルの「ええじゃないか」とは裏腹に、あまり「ええじゃない」展開になってきていた。

 

しかし、親切なガソリンスタンドのおじさんから防寒用の新聞紙をいただき、もう少し頑張ってみようかと勇気づけられる。

 

中スポの1面の見出し記事が「意地打」なのも何かの偶然なのか?

 

こちらとしても「意地」を見せねばなるまい。

 

繰り返しお礼を述べて、再び下りだす。

 

あまりスピードは出せないものの斜度も緩やかになってきたことも相まって、徐々に震えなくなってきていた。

 

こうなってくると雨もまんざらではなくなってくるから不思議なものだ。

 

R259の妻籠宿を通過して木曽川沿いのR19の歩道を進む。

 

キューシートには「歩道通行を強く推奨」と書かれてあり、確かに車道は危険すぎる。

 

(木曽川)

 

 

まもなく中央本線・田立駅付近に差し掛かる。

 

ここは、まだぎりぎり長野県のはずだ。

 

R19から田立駅の北側へ進路を変えて県道6号で中津川の坂下方面へ向かう。

 

R19の歩道も砂がたまっている箇所があってタイヤがとられて怖いためR19から離れることは歓迎だ。

 

本日最後の峠である切越峠の手前に名もない峠(Δ亮蠢亜砲あるようだ。

 

 

これが今から上ろうとする坂下から花の湖オートキャンプ場までの坂だ。

 

風は吹き荒れ雨脚はいっこうに弱まる気配がない。

 

時刻は、4:00過ぎ頃だったと思うが、辺りはどんよりとした暗さが濃くなってきていた。

 

雨のためかペースが遅くなってきており、だんだん時間が押し始めてきていた。

 

自分の脚では、この先どんなに急いだところで切越峠の下りは、すでに日が暮れて真っ暗であろうと思うと今更急ぐ気にもなれなかったためプロテインバーをかじりながら、のんびりと上った。

 

徐々に暗くなってきたため、いつもより早いがそろそろヘッドライトをヘルメットに付けようと雨中のなか停車した。

 

すると、なんとヘッドライトのベルトがブチッと切れてしまったのだ!

 

何年も使ってきたためか、金属疲労を起こしたようで少し引っ張っただけで切れてしまった。

 

あろうことか、ブルベの最中に・・・・・。

 

ヘッドライトが無ければ夜間にキューシートを見ることはできない。

 

日が暮れ始めて暗くなってきている。

 

その暗さは自分の気分を象徴しているようで、まったくもって泣きたい気分だった。

 

仕方がないのでルートはガーミンに頼ることにして先に進むことにした。

 

対策は、走りながら考えようということで。

 

そして、ラスボス・切越峠(Α砲貌容する。

 

今朝のブリーフィングで「切越峠は、はっきり言ってキツくて、しかも長いです。もう我慢して乗り切ってくださいとしか言いようがありません・・・・」と言っていた峠だ。

 

上っている最中に真っ暗になってきた。

 

キューシートを見ることはできない。

 

そして、ガーミンの画面も真っ暗になってしまった。

 

ブレイクダウンだ!

 

水没か?

 

う〜ん、ガーミンもダメになってしまったので、ルート確認ができなくなってしまった。

 

今は上りだから問題はないが・・・この先どうしよう・・・・

 

ヘッドライトを手で持って走るのは危険だ。

 

ゆっくりと上りながら考えたところ、とりあえず首からぶら下げて必要なときに手で角度を変えて、キューシートを照らす方法を試してみることにした。

 

次のポイントまで、この方法で乗り切ろう。

 

そして、キューシートを照らしてみるとラッキーなことに次のポイントまでは3か所曲がればよい地点まで来ており、どれも突き当りを左という指示になっているではないか!(距離的には35劼△襪里世)

 

なんとかなる!と思いながらハァハァと上っていると今度は2灯のうちの片方のライトが点灯しなくなっていることに気が付いた。

 

充電が切れるのは早すぎるので、こっちも水没のようだ。

 

となると峠の下りはライト1灯に頼ることになる。

 

首からぶら下げたヘッドライトを口でくわえれば2灯になるが、そこまで口を開く自信はなかった(←半分本気だった)

 

そうこうするうちに、なんとかピークに到着!

 

白川町の看板がピークの目印みたいだ。

 

切越峠の下りに関してキューシートには「下り悪路あり、要注意!」と書かれている。

 

ブリーフィングでも「下りの最中に急に段差が出てきて道が悪くなったりするので気を付けてください」と説明があった箇所だ。

 

夜の雨の峠の急な下りでライトが1灯のみ・・・しかも道幅が狭い悪路、もちろんガードレールなし。

 

自転車に乗る人ならば、これがどういう状況なのか想像がつくのではなかろうか。

 

繰り返す。

 

雨ですべる、街灯のない真っ暗な夜の峠の下り、ブレーキが効かないため常にフルブレーキ、段差が急に出てくる、落ち葉や小枝が散乱している、ガードレールはない、道は狭い、ライトは一灯のみでヘッドライトがないため次のカーブが右なのか左なのかが分からない、前後には誰もいない一人ぼっち、何かあっても誰がいつ発見してくれるのかも不明な状況だ。

 

身の危険を痛いほど感じていたので、もし今DNFをする代わりに安全に下れるという選択肢があるのならば迷わずそちらを選んだことだろう。

 

引き返したところで、やはり下りだ。

 

進むしかない。

 

 

 

 

 

 

 

夢を見ているようだった。

 

 

 

 

もちろん、悪夢のほうだけど。

 

 

 

 

 

 

 

必死の思いで何とか斜度が緩やかになるあたりまで下ってきた。

 

ブリーフィングでは「切り越し峠の先は、えんえんと下りです」と言っていたっけ。

 

峠の下りではなくなったのだが、下りは説明通りにえんえんと続いた。

 

晴れていたなら、ここはボーナス区間であったことだろう。

 

しかし、雨。

 

ギアを軽くして脚を回して少しでも暖を取る作戦に出たが、またもや寒くて凍えて震える。

 

県道70号線を真っ直ぐに白川に向けて残り15劼曚匹鯀る。

 

暗いだけでなく、雨で道路に水が流れていたり溜まっていたりするため路面状況が分からない。

 

それでも下りだからスピードは、そこそこ出る。

 

対向車と追い抜く車が多数。

 

もし、見えない路面に何か段差とか砂とかがあって落車でもしようものなら車にひかれるかもしれない。

 

怖い、怖すぎる。

 

やっぱり雨の日は、ロードバイクで走っちゃダメだ。

 

何を今更とおっしゃる方もいるかもしれないが、今まであまり雨の中を走った経験がないのだ。

 

特に1日中雨という状況は。

 

後方から「寒いですねー」と声をかけて追い抜いていくブルベライダーがいた。

 

無理をしない範囲で後につかせていただいた。

 

おかげでスピードの加減やブラインドカーブから突如現れる対向車への備えもできた。

 

もし、この人がいなかったらもっとブレーキをかけながらこわごわと走ったことだろう。

 

下りも斜度が緩まり下り基調に変わってくるに連れて、路面の水も少なくなってきていた。

 

こうして決死のダウンヒルを乗り越え、通過チェックにたどり着くことができた。

 

19:49到着 234.2卉賄澄…眠瓮船Д奪ポイント・セブンイレブン加茂白川店 

 

自分でも驚いたのだが、ここには20時ころに到着できればよいと想定していたため状況を考えれば時間的には快調であった。

 

ただし、ラーメンを食べても震えは収まらない。

 

それとヘッドライトをなんとかヘルメットに付けないとライト1灯では心もとなさすぎる。

 

少し遅れて続々とみんなが到着してきた。

 

口々に「寒い、寒すぎる」と震えていて、「DNFしようにもポイントがない」と言っていた人もいた。

 

 

さあ、どうする?

 

 

 

 

 

author:t-morioka, category:-, 12:55
comments(4), trackbacks(0), - -
Comment
楽しく(走った当人は楽しくなかったでしょうが…)読ませてもらってます。
雨の日は、走らないのが一番ですね…。
それでも頑張って走ったのはすごいことです。
ともかく、無事で何よりです!
また続きを楽しみにしてます♪
N, 2017/10/12 2:07 PM
知ってる道だけに雨走っちゃアカンとこや・・( ̄Д ̄;;

電話くれれば良かったのにw
mako@, 2017/10/12 4:26 PM
>Nさん、おはようございます!

ありがとうございます!

ほんと無事でよかったです。
というか、よく無事だったな〜という感じで(^_^;)
モリゾー, 2017/10/13 9:18 AM
>mako@さん、おはようございます!

やっぱり、そうだったんだ。走っちゃアカンよね・・・・怖かったもん。

電話すればよかったww
モリゾー, 2017/10/13 9:20 AM









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